お酒の詩[2005/06/05・Vol.05 Ohyoi's]




いつまでも、お見送り...

 その店は、地下にあった。と言っても、中庭のような吹き抜けをいくつかのお店が囲んでいるので、開放感がある。もちろん、明るいうちは窓から光が射し込んでくる。もっとも、メインタイムは夜のとばりが降りてからだが...
 さてここは、ワイン通で有名な《おひょい》こと、藤村俊二さんのお店である。本人もいることが多いようである。今までに2度行ったが、2度ともご本人がいらした。と言っても、数年前の話だが。
 最寄り駅は、銀座線の外苑・千代田線の表参道などで、いわゆるおしゃれな街の一角である。青山通りから外苑西通りを六本木に向け7〜8分。青山霊園のすぐ隣だ。あまり迷うことはないだろう。
 まずは、店内の重厚な作りが迎えてくれる。このお店も、カウンターが捨てがたい。メニューを見てびっくらこいたのが、100万円のワインである。私なんぞは、10万円でも目の玉が飛び出てしまうのだ。いやいや、1万円のワインですら何年も飲んでいないなぁ。が、高いものばかりではないのでご安心! ハウスワインなら、\3,500.-である。値段のことばかり言っていてはおひょいさんい怒られてしまう。たまには、おしゃれに気取ってみるのもいいだろう。
 ここには、《SNUG》と呼ばれる個室がある。英国のパブなんかで、よくあるやつらしい。写真の右下なんだが、いい感じのお部屋だね。気のあった仲間と、ゆったりとワイングラスを傾けたいものです。けっして、ガブ飲みしてグラスを割ったりなんかしてはいけません。割っても、「お怪我はありませんか?」とおひょいさんは、優しく言ってくれるのだが...
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