眼鏡橋の近辺には、タクシーが良くまわってくる。 もちろん観光客目当てだろう。 私もタクシーに乗り、運転手さんに行き先を『孔子廟』と告げた。 中型車なので、初乗り500円。 眼鏡橋から孔子廟まで800円。 この孔子廟、1893年清国政府と在日華僑が協力して造ったと言うから、 かなり歴史的にも古いものである。 もちろん、その後何度も改築しているので、今の建物はかなり新しい感じ。 第一印象は、とにかくハデっ! 崇福寺は時を経て風格があったけど、ここは中華街のイメージだね。 日本のお寺には、わびさび的な雰囲気が多い。 しかし、それも時を隔てたからなんだね。 創建当時は極彩色のキンキラキン。 今で言えば○○ヒルズのように、当時の人の度肝を抜いたものが多かった。 でも、なかには千年も経って色褪せて、それが日本のお寺のイメージになった。 初めからじゃないんだね。 さて話しを孔子廟に戻そう。 ここも中の撮影はご自由にとのことだった。 ぶっとい線香もあげて、いろいろお願いをし、写真を撮らせていただいた。 そもそも孔子と言う人は、常識人で超越的な神について語ることなく、 また永遠の問題にも冷淡であったそうだ。 彼の関心は現実の人生にいかに処すべきかにあり、 理想は高邁に走らず、卑近な現実のなかに求めたとのことである。 人間相互の愛情を重んじて道徳政治を説き、後世、儒家の祖と仰がれた。 と物の本に書いてある。 孔子廟なんて言うと、余りピンと来ない人も多いかも知れないが、 「論語」とか「湯島聖堂」と言えば、知っている人も多いだろう。 まぁ、興味があったら↓をご覧になっては如何だろうか。 http://www4.cncm.ne.jp/~rekidai-museum/koushibyo/index.html 今度、湯島聖堂にも行ってみようかな。 |