お散歩[2002/04/28・Vol.02 川まで300m]




むかし、遊んだ真光寺川まで300m...?

 さて、先日のお散歩は20mで終わってしまったが、その経験を生かし、充電をバッチリしてからお散歩に出かけた。家から団地の敷地を出るまで、ほんの100mとないだろう。直線距離なら50mと言ったところだろうか。そこから脇道に入り、少し歩くと壊れた井戸がある。もう、使われなくなってどのくらいたつのだろう。すっかり、錆び付いてしまってる。だからこそ絵になるし、懐かしさを感じるのかも知れない。
 その先を右に折れ坂を下っていくと、やがて真光寺川に出る。今はコンクリートで護岸され、川へ降りられるところは限られてしまった。むかし、そう僕が子供の頃だから、もう30年以上も昔の話だが、真光寺川はごく普通の川だった。クチボソやフナ、時にはオイカワなどを捕まえることができた。ザリガニも、当時「まっかちん」と呼んでいたアメリカザリガニや普通のザリガニがいた。ドジョウやアメンボなんかは珍しくもなかった。しばらく上流の方へ行くと、沢ガニがいるところさえあった。
 今は、コンクリートの壁が3mくらいあり、鉄柵がずっと続いている。「もう、なんにもいないのかぁ」と思っていると、ちょっと遠くに白い鳥が見えた。とりあえず、1枚パシリ。近づこうとすると、飛んでいってしまった。しばらく見ていると、他にも何種類かの鳥たちがいる。こんど、鳥の名前も覚えようと思った。
 今まで、家の近所など散歩することもなく、どれだけ変わってしまったのか全くわからなかった。気がついてみれば、むかし田圃だったところが住宅地になっている。川も遊べなくなっている。虫も少なくなった気がする。僕が引越してきた当時は、牛舎があったことを思いだした。これからも、どんどん変わってしまうのだろう。ほんの少しだけだけど、記録に残してみようと思うようになった。
 そんな川までのお散歩は、300mくらいだっただろうか...



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