美術館シリーズの第2段は、疑問から始まる。この暗い静物画は誰のものなるかわかるであろうか? 美術好きの人なら、「ははぁん」と思い浮かぶかも知れない。下の絵は、1885年ヌエネンで描かれたものである。見たとおり、カンヴァスに油彩で描いた作品だ。《茶碗、三本のびん、鉢》と名付けられている。一方上の絵は、日本茶の箱の蓋に1887年にパリで描かれ《球根の入ったかご》と言う題名がついている。 この絵を見てどう思うかは、見た方にお任せしよう。しかし、今回のシリーズは是非ここから入りたかったのである。さて、少しヒントを出しておくとすれば、この画家は37歳でこの世を去っている。また、浮世絵には非常な影響を受けている。もちろん有名な画家で、知らない人はいないだろう。弟も有名だ。おっと、ヒントのだしすぎかも知れない。このくらいにしておいて、次回を乞うご期待! |