ぼくはネコ。 ガラスで造られた猫。 ぼくは、いつもご主人様のことを想ってる。 ご主人様が部屋に帰ってきてるときはずっと見つめているし、 ご主人様がいないときは、ご主人様のことばかり考えてる。 ご主人様も、ときどきぼくを思い出してくれるかな? ぼくは、ご主人様の目元が好きだよ。 笑ったときの、目元が好きだよ。 目を閉じたとき、まぶたもかわいいよ。 鼻はとっても、カッコイイんだ。 ないしょだけど、おっぱいも好きだよ。 きっと、やわらかいんだろうな。 ぼくも、ときにはエッチになる。 でもいつか、ご主人様と離ればなれになっちゃう。 その日が、少しでも遠くならいいのに。 ぼくは、ダンダンほこりを被って忘れ去られてく。 なくなったことさえ、ご主人様は気がつかないかも知れない。 そんな時にも、ぼくは声をかけられない。 なくことも出来ない。 だって、ぼくはガラスの猫だから。 作り物のネコだから。 ぼくはネコ。 ご主人様は、とってもきれいなヒト... |