ガラスの猫 Vol.09[2006/12/10]





ご主人様の笑顔が好きだョ...


僕はネコ。
ガラスでつくられた猫。

僕は、ご主人様の笑顔が好きだ。
でも、時々難しい顔をしている。
そんなとき、どうしたのかなぁって思うけど、
ホントは、特に何も考えていないときもあるんだョ。
ご主人様は、顔立ちがきつく見えるときもあるから、
黙っていると、どうしたんだろうって心配してしまう。
でも、特に嫌なことがあったわけでないときもある。
そんなときは、笑ってね。
何もないのに笑っているのはヘンかも知れないけど、
僕は、ご主人様の笑顔が好きだョ。

ご主人様が酔っぱらうと、子供のような顔になる。
目が、子供になるんだよ。
そんなときは、とってもかわいいョ。
そして、口調も子供に変わる。
甘えっ子になるんだ。
みんなは知らないと思うけど、
ホントのご主人様は、とっても甘えんぼ。
僕だけが知ってるんだ。
可愛いご主人様が、大好きだよ。

ご主人様は、とっても寒がり。
12月になると、靴下をはいて寝ているよ。
タートルネックも着て寝ているよ。
僕がヒトなら、暖めてあげるのに。
でも、僕はガラス。
ちっちゃなガラスの猫。
何もしてあげることが出来ない。
哀しいけど、見守るのが精一杯なんだ。
いつまで、見守っていられるだろう?

僕はネコ。
ご主人様は、とっても可愛いヒト...