僕はネコ。 ガラスでつくられた猫。 僕は、ご主人様の笑顔が好きだ。 でも、時々難しい顔をしている。 そんなとき、どうしたのかなぁって思うけど、 ホントは、特に何も考えていないときもあるんだョ。 ご主人様は、顔立ちがきつく見えるときもあるから、 黙っていると、どうしたんだろうって心配してしまう。 でも、特に嫌なことがあったわけでないときもある。 そんなときは、笑ってね。 何もないのに笑っているのはヘンかも知れないけど、 僕は、ご主人様の笑顔が好きだョ。 ご主人様が酔っぱらうと、子供のような顔になる。 目が、子供になるんだよ。 そんなときは、とってもかわいいョ。 そして、口調も子供に変わる。 甘えっ子になるんだ。 みんなは知らないと思うけど、 ホントのご主人様は、とっても甘えんぼ。 僕だけが知ってるんだ。 可愛いご主人様が、大好きだよ。 ご主人様は、とっても寒がり。 12月になると、靴下をはいて寝ているよ。 タートルネックも着て寝ているよ。 僕がヒトなら、暖めてあげるのに。 でも、僕はガラス。 ちっちゃなガラスの猫。 何もしてあげることが出来ない。 哀しいけど、見守るのが精一杯なんだ。 いつまで、見守っていられるだろう? 僕はネコ。 ご主人様は、とっても可愛いヒト... |