NHKの北条時宗をご覧になっていた方もいるだろう。その当時は、まだ高橋克彦を読んでいなかった。配役はどんなだろうとNHKのHPを覗いてみる。和泉元彌の北条時宗は、当時話題となっていたので知っていた。北条時頼→渡辺謙、北条時輔→渡部篤郎、北条実時→池畑慎之介、安達泰盛→柳葉敏郎、北条政村→伊東四朗、北条重時→平幹二郎、謝国明→北大路欣也、佐志房→藤竜也、日蓮→奥田瑛二、と言った顔ぶれである。へぇ〜結構いいかも、と思うのは私だけであろうか。 さて話を小説に戻すと、やはり誰が好きというのがある。私は、実時が好きだ。完全No2でありながら、それにふさわしい官位はない。しかし、知恵袋というところがカッコイイのである。「火怨」で言えば「母礼」、「炎立つ」で言えば「乙那」、塔馬双太郎もその分類かもしれない。そんな実時が、金沢文庫の創設者という。小学校ときなどは意味も分からずに、両手の指で唇を横に広げて「金沢文庫って言ってみな!」などとふざけていた記憶がある。ものを知らないと言うのは恐ろしいことだ。まだまだ知らないことの方がずっと多いが、本はいろいろと教えてくれる。さて、次には何を読もうか... |