これは、小説ではない。テレビ金沢で放映された、五木寛之監修のシリーズ番組を新書化したものだ。「五木寛之作品BLOG」で見つけて買った。BLOGの本の画像をクリックするとAmazonの購入ページへジャンプする。思わず買ってしまったのだ。 が、結構気に入った。「ぜひ、また金沢へ訪れてみたい」と思ったのであった。で、「HP出張の達人」を観ると、飛行機1泊で、\24,000.-くらいで行けるのだ。ホテルは、香林坊の東急。結構いいよね。ちょっと年内に検討してみよう。 さて本に戻ると、第1景は『石段から見えるもの』と題されて、小タイトルは「男に見えて、女に見えないもの」とある。 そう、これは『朱鷺の墓』で、機一郎が染乃に卯辰三社の石段で言った言葉だ。その時染乃は、「女に見えて、男に見えないものもあるわ」と返すのである。そんな、卯辰三社の近辺は紅葉が見頃だろうか。 そして、話はドンと飛んで第32景『おでんパラダイス』。いや〜、ボチボチ熱燗が恋しくなりましたねぇ。まさに、「食欲の秋やぁ!」。 高砂の《かにめん》を食べに金沢へ行こう。そう言えば、PETでもおでんがあったなぁ。大根・はんぺん・竹輪麩、私は白モノが好きでした。 マスターはどうしているだろう。元気にしているだろうか... そんな、いろいろな思いをさせてくれる一冊は1,980円であった。人によっては高いと思うだろうが、私にとっては夢の膨らむ一冊であり、値段には換えられないモノがあるのであった。 |