一番好きな作家はもちろん『五木寛之』であるが、彼の小説の中で唯一読んでいないのが『青春の門』である。まぁ、短編なら他にもあるかもしれないが、存在を知っていて読んでいないのはこれしかない。 と言いつつ、ホントは少し読んだのだ。中学か高校の頃だと思う。母親に勧められたのだが、途中で挫折してしまった。今考えてみると、青春のまっただ中においては、リアルすぎる部分と年代のギャップで受け入れることが出来なかったようだ。その後遺症のまま、未だに読んでいないのだ。 そんな中、TBSテレビ放送50周年のスペシャルドラマとして、3月21・22日に放送された。21日は直前に気がついたので、録画せずにそのまま見た。22日は録画し、まだ見ていないのだ。 まず第一の感想は、キャストがいいねぇ。ドラマの主人公は「タエ・鈴木京香」であるが、本来は「信介・石田卓也(新人)」であろう。 しかし、脇役は揃っている。豊川悦司、岸谷五朗、杉本哲太、佐藤浩市、緒形拳。 ちなみに、佐藤浩市は24年前に信介役をやり、「役者を続けていきたい」と思ったとのことだった。 何にスポットを当て見るかによって異なるかもしれないが、ドラマとしてはよくできている方だと思う。ホームページもよくできているので、是非ご覧いただきたい。 |