ライブ[2008/09/09・Vol.03 阿川 泰子]




揺らぐように、漂うように、ボサノヴァの中で...

 名古屋ブルーノートに行ってきた。店内は、ステージ前のテーブル席とその後ろにある数列の座席とに別れる。数人なら当然テーブル席がいいだろう。カップルや一人なら後部の座席だね。しかし、開演の前にガツガツ喰うのは如何なものだろうか。と言うのが、正直な印象だった。
 さて、始めに入ってきたのは「松岡直也」の率いるバンドだった。まぁ、ジャズライブという感じ。ピアノ・ギター・ベース・ドラムス・リズム・キーボードと言ったメンバーだ。2曲ほど行っただろうか。3曲目に入ったとたん大きな拍手、阿川泰子が入ってきたんだね。まるで花が咲いたように、ステージの雰囲気はガラッと変わった。これがスターのオーラだろうかと思うほどだった。
 本来松岡直也は、阿川泰子の先生のような存在である。たぶん一番売れたアルバム『SUNGLOW』は松岡直也の編曲だったと思う。このアルバムは、1980年の頃の録音ではなかったか。今回のステージもその辺を意識したのか、「Skindo-Le-Le」「Cinema」「In The Name of Love」なども歌い、オールドファンとしては嬉しい限りであった。
 さて、新しいアルバム「MEU ROMANCE」は「新感覚ボッサ・ワールド!!」と言うことで、ボサノヴァがテーマとのこと。ぜひ買いかと思ったのだが、まだ買っていない。しかしこのご時世、ボサノヴァのリズムの中で揺らぐように漂ってみるのもいいかも知れない。いろんなことを忘れてねっ!