五木寛之[2003/06/23・Vol.20 戒厳令の夜]



サイン会!

 先日、サイン会なるものに行って来た。新書を買った人先着100名とのことで、18:30から神田の三省堂本店が会場であった。
 新しく出た本は、『不安の力』と言うエッセイだ。正直、このところの五木さんのエッセイは食傷気味なのである。
あっちこっちの本で、同じような話が出てくる。まぁ、エッセイだからそのとき感じていることが話題となるし、まったく違うことが書いてあってはその方が変である。
 しかし読む方としては、「あっ、新しい本だ!」と思って買っても、前に読んだ本と内容的に差異が少なければ、今一と感じてしまうのは仕方のないことだろう。

 さて、上の写真はそのときのものである。この日は、サイン会を始める前に20分ほどのお話があった。
こんな時、デジカメの動画機能はいいね。短いけど、静止画では味わうことができない臨場感がある。私のは、1動画30秒ほどしか録画できないが、今後は録画できる時間がどんどん増えていくのだろう。 この30秒ほどの動画の容量は10MBほどだ。私のデジカメには、128MBのSDメモリをつけてあるので、単純計算では12動画、約6分ほど録画ができることになる。
最近では1GBのメモリスティックも出ている。単純計算で約50分の録画となる。連続で50分撮れるわけではないだろうが、今やDVDビデオも当たり前になってきた。デジカメとビデオの境界線もわかりにくくなっていくのだろう。

 次に、下のサインは文庫本にしていただいたものである。この本はすでに5回以上読んでいるので、かなりボロボロだ。カバーもなくなってしまった。
 しかし、考えようによっては、それほど読んでもらえるなんて著作者冥利に尽きるのではあるまいか。
紙自体が色あせてきているところに、独特の書体と落款。
いい雰囲気であると自己満足している。
忙しいサイン会の中で、こんな本にまで気軽にサインしてくださった五木先生に感謝である。
ありがとうございました。